お雛様を飾りました。
女ともだちだけをご招待して
娘がランチ会をする予定です。
今からそわそわしてしまいます。
「彼がるみに会いたいって言っているの」
そう言ってくれたのは、娘の高校時代からのお友だちSちゃん。
Sちゃんはお膝元ニューヨークの大学に通っていました。
だから、娘抜きで会ったりもし、お仕事を手伝ってもらうほどの仲良しです。
年齢は母娘ほど違いますが「友人」と言っていい関係です。
彼女もファッションが好きで、ファッションを介し、絆みたいなもので繋がっているのです。
わたしに会いたいと言ってくれている彼とは、4年越しで付き合っています。
「え、どうして? どうして彼がわたしに会いたいの?」
と驚いて聞くと、こう説明してくれました。
Sちゃんには過去2年ほど、本当に大変なことが降りかかりました。
しかも、彼に別れを告げられた時、他にも辛いことがいろいろ重なってしまいました。
わたしの力など無力に近いのですが、できる限り力になりたいと思いました。
会っていろいろと話を聞いたりしました。
当時、彼のことは、直感で、またよりが戻ると確信していました。
それで、
「きっとまた彼は戻ってくると思うよ」
と励まし、あることをしてみれば、と提案しました。
それは娘の大学時代からの友だちBちゃんに同じアドバイスをして成功した方法です。
素直な彼女はそれを実行しました。
そのとき、わたしは彼女にこう言いました。
「これから1ヶ月ぐらいは、こちらからは何もしないで気長に待っていてね。その間は辛いと思うけれど、きっと向こうから連絡があるから」
と、こちらからは連絡をしないよう念を押しました。
彼女はその通りにしました。
すると1ヶ月ほど経って、彼から長い手紙が届いたのです。
手紙にはこう書かれていました。
またよりを戻したい。
別れている間に、Sちゃんの存在の大きさに気づいたのです。
長い話を短くすると、こうして二人はよりを戻しました。
めでたし、めでたし。
それが1年ぐらい前のことです。
仲直りをした後、Sちゃんは彼に、
「るみがずっとわたしたちはまた仲直りすると言って励ましてくれたの」
と伝えたそうです。
すると、彼は、
「るみは、僕たち自身も自分のことがわからないでぐらついている時、何が僕たちにとってベストかを知っていたんだね。そして君を支えてくれたんだね」
と、とても感激したらしいのです。
それでわたしに会いたいと思ったそうなんです。
また、先週は、Aちゃんがインドで買って来たというお土産を持って遊びに来てくれました。
その時、娘はいなかったのに、わざわざわたしに会いに来てくれたのです。
先週、半年ほど付き合っていた彼と別れることを決めたAちゃん。
悲しくて、気持ちがダウンし、長い間、母親の顔を見ていないこともあって、「ニューヨークのお母さん/わたし」の顔をみたくなったのだそうです。
それを娘から聞き、じわ〜んと感激してしまいました。
実は、彼女がわたしに会いに来てくれるのはこれが二度目です。
一度めは、なかなか就職が決まらず、劣等感に苛まれて辛かった時期です。
みんなの就職が次々決まり、忙しくしている中、彼女だけが何社にアプライしてもダメで、落胆を繰り返していました。
自分に対する自信をすっかりなくして、気持ちがかなりダウンしていたのです。
今までの人生で一番の正念場でした。
そんな時、ジョギングのついでに、わたしに会いに来てくれました。
母性に溢れるわけでもないわたしを、母親のように慕ってくれているのです。
嬉しいなぁ。
が、半面、すごい違和感も感じます。
わたしは結婚も出産も遅く、三十代半ばごろには、もう一生結婚はしないかもしれないと諦めかけていました。
漠然と、子供なしの人生を送る予感がしていました。
でも、それもあり、全然平気だわ、と思っていました。
子供が特別に好きなわけではなかったからです。
それに、わたしは世の中は自分中心に回っていると思っているわがままな人間でした。
一方、世の中には、ただ存在するだけで暖かいオーラを放つ女性っていますよね。
そんな女性に心から憧れ、わたしもそうなりたいと思うのですが、わたしには無理、絶対になれないと決めつけていました。
溢れる母性があるわけでなく、暖かさがにじみ出るオーラがあるわけでもない。
だからいわゆる「いい母親」にはなれないだろうし、娘の友だちに特別慕われることもないと決めつけ、期待もしていませんでした。
で、子育てをしているときは、いい母親にはなれない、とどこかで引け目を感じていました。
それなのに、こんなわたしを、娘ばかりか娘の友だちが、母親のように慕ってくれる。
嬉しい半面、「こんなわたしでいいんですか?」と、やっぱり違和感を感じてしまうのです。
でも最近、少しずつ納得し始めたことがあります。
娘や娘の友だちは、絵に描いたような理想の母親を求めているわけではない。
ありのままのわたしに、好意を感じてくれる。
つまり、欠点も弱点もあり、失敗もしてきたわたしを慕ってくれている。
それでいいんだ。
それを素直に喜び、受け止めていい。
それからです。
年齢を重ねることも悪くないかなと思えるようになりました。
それどころか、年齢を重ねて、若いときに抱えていたさまざまな呪縛から解放される身軽さを味わっています。
大失敗をし、あちこちに頭をぶつけてきたからこそ、今、その真っ最中の彼女たちは、同じ匂いを嗅ぎとり、親近感を感じてくれるのでしょう。
まさかこの年齢になって、自分で作り上げて自分の首を締めていた「いい母親」の呪縛から解放されるなんて。
わたしが彼女たちにしたアドバイスの根底にあるものはいつも1つ、同じでした。
それが就職の悩みでも、恋愛の悩みでも。
それは娘が物心ついた頃から、常に心がけてきたことでもあります。
わたしはそれができず、何度も損をしたり、自爆したり、墓穴を掘って来ましたから。
娘はおかげさまで、それができる人間に成長しました。
そしてその甲斐あって、わりと、ほしいものは順調に手に入れていきます。
次のエントリーでは、わたしは苦手だったことで、娘や娘の友人に必ずハグした後に言うこと、について書いていきます。
もしかしたら、みなさんも膝をポンと叩いてくださるかもしれないから^^
アメリカは、今日がバレンタインデーです。
今週、個人的にスケジュールが詰まって、なかなかブログの更新ができなかったのですが、いただいたコメントは、当然ですけれど、全部嬉しく拝見させていただいています。
星の数ほどあるブログの中から、ご訪問くださり、ご縁をいただいたことに感謝しています。
どうぞみなさま、よい週末をお過ごしくださいませ!
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完売御礼
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NYのライフスタイルを母&娘(大学生)でプライベートにご紹介しています。
フォローやいいねをくださるみなさんのところにお邪魔するのが本当に楽しみです^^
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